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ハーレー ショベル クランクケース鋳込み部の修正

今回ご依頼いただいたのはなかなかに厄介な修正加工

ハーレー、ショベルのクランクケース左側、ベアリングレースが収まる鋳込みされたハウジング部の修正でした。
(またもや画像が縦になってしまって悔しい…)
IMG_2384.jpg


赤くマーキングした箇所、鋳込み(鋳ぐるみ)製作されたベアリングレースハウジング部にガタが生じてしまっています。
IMG_2385.jpg


慎重にセンタリングして切削開始
IMG_2386.jpg


ハウジング部分の切除が完了
IMG_2387.jpg


今回の仕事が難しいという一つにこういったオイルライン(孔)の存在。。
IMG_2389.jpg
左右からテーパーローラーべリングのレースが圧入されるその間に太いサークリップが入るのですがその部分にもオイル供給するためのオイル孔やラインがあります。

先もって他社で加工されていたのはステーターコイルを固定するための新規雌ネジですが、、、
IMG_2391.jpg
ちょっと位置や精度がまずかったみたいです、、、、(;´∀`)
当然こちらも修正して、続きの加工に移っていきます


これは製作したベアリングレースハウジングに、ピンポイントでオイルラインの穴をあけるためのキリの座面を取っているところです。
IMG_2392.jpg
斜めにキリが入っていくことになるので位置決めはシビアでした。。


ハウジングを圧入後、センターに収まるサークリップの溝入れです。
IMG_2422.jpg
このサークリップ溝、奥のわずかにテーパーがかっていて潤滑のオイルラインとなっていましたので、このあとツールを変えてオイルラインの加工もしました。

肝心のオイルラインの加工の画像を撮っていなかったのですがサークリップ溝の部分にしっかり通せました♪
円周上の肉厚と位置を確認して回り止めのネジを4ヵ所打って、ひとまずハウジングの製作は完了しまして。


続いて、使用ベアリングに合わせてラインラッピングで寸法調整です。
IMG_2432.jpg


IMG_2433.jpg



クリアランスもバッチリ取れて、、、ついに完成!!
IMG_2435.jpg

画像が少ないから簡単そうに進んでいるように思えるかもしれませんが、写真を撮るタイミングがないくらい緊張しっぱなしの作業だったのでかかった時間と精神的疲労は、、、(;´∀`)


回り止めのネジ止めをして完了の左ケース
IMG_2437.jpg


左右
IMG_2438.jpg
(右が左で左が右でw)

右ケースはピニオンベアリングレースの圧入
IMG_2440.jpg


と、ベアリングのクリアランス調整。
IMG_2442.jpg


これは今回使用した工具や冶具類の一部

IMG_2444.jpg


けっこう「ああしてこうして…」と迷い悩んだ末の苦心の仕事でしたがうまくゴールすることが出来ました。
最初にも書いた通り、厄介で難しい修理加工の部類になると思います。
同じような案件でお困りの方がおられましたら是非一度ご相談ください♪


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  1. 2018/08/22(水) 17:40:01|
  2. 内燃機加工

Z2エンジン腰上オーバーホール

腰上オーバーホールで入庫したZ2のエンジン単体

塗装したいということでしたので腰下組んだまま下地のサンドブラスト施工しました。
なるべくなら…というか出来ればブラストメディアの混入ということは要因から避けたいので普段はあんまりやりません。。

ダミーシリンダーを載せて徹底的にマスキングしてブラスト下地完了した後の画像です。

外観を洗浄した後は内部の点検/確認を兼ねてカバー類を外してこれまた徹底的に洗浄します。

IMG_2457.jpg

IMG_2459.jpg

ブラストメディアは一粒も入り込んでなかったです!(´▽`) ホッ

IMG_2456.jpg

バラしたときに粉砕されて無くなっていたテンショナーガイドの残骸をオイルパンから出てきました。

なんというか、まぁ…組んだままブラストした後の処理のことを考えたりすると、ここまでやるならもうあとネジ数本で開いちゃうんですからフルオーバーホールに踏み切るほうがずっとオススメな気がします(^^;


現在は受付を中断させていただいているカスタムマシン製作ですが、一台だけ進行しているのがあるのでまたちょっとずつ紹介していこうと思います。
  1. 2018/08/13(月) 16:50:59|
  2. 内燃機加工

ハーレー ショベル バルブガイド 下穴修正

入庫してきたショベルのヘッド、バルブガイドの入っている部分に大きなクラック!

IMG_2333.jpg

このパターンの修正では熔接のトーチが届きさえすれば肉盛り、整形をすることは問題ないのですが、
難しいのは元のガイド穴に対して、というか、バルブシートリングに対して垂直にガイド下穴の内径をボーリング/リーマー通しをするという作業…安直なことをしてしまうとほぼ間違いなく斜めになってしまいます。


そこで、こんなものを作ってみました!!
IMG_2350.jpg
ガイドリーマーも市販のものは製造終了になってしまい何か良い道具を、、、と、ずっと思っていたので前々から構想していた冶具をカタチにしました。


まずはクラック部分に熔接肉盛り
IMG_2355.jpg


ざっくりと整形します。
IMG_2357.jpg


そして今回の主役登場!!
IMG_2352.jpg
理屈に沿っているので当然と言えば当然のことながら、すごく上手くいきました!!

内径が整ったところでガイドを打ち替えて、画像はないですがいつも通りのレッドチェックでリークのないことも確認しました。


最終的にシートカットと摺り合わせをして完了♪
IMG_2360.jpg



  1. 2018/06/06(水) 10:56:25|
  2. 内燃機加工

Z系クランクケース ベアリング支持部の修正

Z系のクランクケースの泣き所というか、#3と#4の間のクランクベアリングの位置決めノックピンの入る部分の破損です。

転倒によるダメージだけでなく、ハイパワーなカスタムではここの破損がよくあることではあるのですが、さすがにもう40年くらい経過しているわけですからSTDとかワンオーバーくらいのピストンで組まれているエンジンであってとしても蓄積されたダメーからの破損も増えてきているようです。


熔接~肉盛りを済ませてフライス盤にセットします。
IMG_2176.jpg

慎重に加工を進めます。
IMG_2181.jpg
切削箇所周辺の青ニスは目安で、これを引っ掻くほど加工するわけにはいきません。

整形まで、一通りの作業が完了しました♪
IMG_2185.jpg

ラインボーリングで加工された部分を追加工でゼロ公差になんてすることはできません。
IMG_2183.jpg
ですので、加工個所のみを1/1000台で極々僅かに低くしてあります。
光明丹でベアリングの当たりを見るとこういうイメージです。

最後にピンを打ち込んで完了!!
Z系のクランクシャフトのスラスト方向の位置決めはこのピンのみによって固定されているので、これの位置も当然ながら狂いなくピンポイントで修正してやらないといけないんです。
IMG_2185.jpg

鹿児島は先日に桜の開花宣言、そして来週には満開…
いよいよ今年も本格的にバイクシーズンが始まりますね!!
  1. 2018/03/21(水) 21:53:44|
  2. 内燃機加工

Z1シリンダーヘッド タコメーターギア取り出しボス部 修正

最近はこの南国鹿児島でも雪が降るような感じで全国的にも凄い寒いみたいですね!

ニュースでみると大雪の影響で様々な災害や事故が起こっているようで早く暖かくならないかなぁと思っているところに、結構震えのきそうなレベルの”Z1シリンダーヘッド”が入庫してきました。

定番修理といえばまぁ定番なのですが…
タコメーターギア取り出し用のボス部分の割れ欠け修正です。
IMG_2144.jpg
破片二欠片があるように、久々に見る重症なレベルの損傷具合です。。


とりあえず覗き込んで見上げてみたり、
IMG_2142.jpg


赤いマーキングの箇所は、これがなかなかに厄介なのですが、蜘蛛の巣状にクラックが走っていてキチンと修正箇所を見極めて作業しないとリークチェックで”あ!まだ漏れてくる。。”という面倒なことになります。
IMG_2139.jpg


ヘッドカバーの乗っかる合わせ面までクラックが届いていました。
IMG_2140.jpg


見ていても直らないので、モリモリ熔接していきますが、タペット、リフターホールが在ったりしますので熱歪みが生じないように慎重に、かつ丁寧に熔接肉盛りしていきます。
IMG_2150.jpg
ある程度の肉盛りが終わったらざっくりと整形して、、、


レッドチェックです。
IMG_2152.jpg
これで予期せぬ個所からリークが在ったりすると、正直凹みます(-_-;)
だけど今回はスムーズに修正進められたので良かったです。

レッドチェックでリーク無しが確認できたので外観を整形して完了でした♪
(ホッとしたので写真撮るの忘れてました。。)


てゆーか、ここ、けっこう皆さん壊しちゃうとこなのでご注意くださいませm(__)m
  1. 2018/02/13(火) 22:32:27|
  2. 内燃機加工
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