カワサキ伝統の空冷直四空冷2バルブを継承してミドルクラスネイキッドブームの火付け役となったゼファー
Z1/Z2とも似ているようで似てないようで…それでいてFX系も踏襲したような絶妙なデザインで大ヒットしたマシン。。
今回はそのゼファーを510ccへとボアアップするためのボーリング加工のご依頼でした
キットに付属のスリーブへと打ち替えるため、シリンダーからライナーを抜き取り、シリンダーボーリングを行い、適正なクリアランスで圧入します
奥が抜き取ったライナー、手前がキット付属のライナーです

ちなみに、バラしたシリンダーをひっくり返したらライナーが抜け落ちた…というのはZ系ではよくあるパターンですw
ライナー下穴加工が完了しました

ライナーを圧入したら、なじませるためにプレシング

修正面研の図

ピストンクリアランスも指定の値に、ホーニングを終えて完了でした

ミドルクラスの軽い車体に、適度な排気量アップでモアパワーを得たエンジンっていうのはキビキビ走って楽しいですよね♪
おまけ画像というか、同時期にお預かりした古いハーレーのヘッドなのですが、、、

壁面、フィンとフィンの間にクラックが!!
ここからオイル漏れを起こしているようです。。

作業すべく、さらに削っていくと・・・

なんと、フィンの根元部分に大きな亀裂が!!
これはもう、できるところまでやってみるしかないですね。。
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- 2015/09/02(水) 20:36:51|
- 内燃機加工
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