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Z系クランクケース ベアリング支持部の修正

Z系のクランクケースの泣き所というか、#3と#4の間のクランクベアリングの位置決めノックピンの入る部分の破損です。

転倒によるダメージだけでなく、ハイパワーなカスタムではここの破損がよくあることではあるのですが、さすがにもう40年くらい経過しているわけですからSTDとかワンオーバーくらいのピストンで組まれているエンジンであってとしても蓄積されたダメーからの破損も増えてきているようです。


熔接~肉盛りを済ませてフライス盤にセットします。
IMG_2176.jpg

慎重に加工を進めます。
IMG_2181.jpg
切削箇所周辺の青ニスは目安で、これを引っ掻くほど加工するわけにはいきません。

整形まで、一通りの作業が完了しました♪
IMG_2185.jpg

ラインボーリングで加工された部分を追加工でゼロ公差になんてすることはできません。
IMG_2183.jpg
ですので、加工個所のみを1/1000台で極々僅かに低くしてあります。
光明丹でベアリングの当たりを見るとこういうイメージです。

最後にピンを打ち込んで完了!!
Z系のクランクシャフトのスラスト方向の位置決めはこのピンのみによって固定されているので、これの位置も当然ながら狂いなくピンポイントで修正してやらないといけないんです。
IMG_2185.jpg

鹿児島は先日に桜の開花宣言、そして来週には満開…
いよいよ今年も本格的にバイクシーズンが始まりますね!!
  1. 2018/03/21(水) 21:53:44|
  2. 内燃機加工

Z1シリンダーヘッド バルブガイド交換

長い年月が経過して酷使されたエンジンの整備において、タペット調整とかの軽整備より一つ上の段階というか、腰上オーバーホールの際としては定番の作業であるバルブガイドの打ち替え…だったのですが。。

すべてのガイドを抜き取ったところです。
IMG_2191.jpg

バルブガイド本体にシール溝加工をしてリーク防止をするとかいうそんなことではなくて、
座布団にまでビッチリとシール材が塗りたくられていましたΣ(・ω・ノ)ノ!
IMG_2190.jpg
裏も表もまんべんなく念入りに…(汗



IMG_2187.jpg



IMG_2193.jpg



そして出てきたのがこの状態。。
IMG_2192.jpg
無理やりに変な方法でガイドを抜き取ったのか、大きな欠けが…他の箇所にもガイド下穴内径の荒れなどもありました。
言わずもがなこんなのは修理でもなんでもなくて、その場しのぎにさえもならないことが分からないのかなぁ。。

液体パッキンでリークが解消され万事上手くいくなら内燃機屋さんは要らないですよ(-_-;)

下穴内径、スプリングシート座面ともキッチリ修正して適正なバルブガイドを当たり前に当たり前の方法で打ち替え、作業完了しました♪
  1. 2018/03/07(水) 18:45:22|
  2. O/H

Z1シリンダーヘッド タコメーターギア取り出しボス部 修正

最近はこの南国鹿児島でも雪が降るような感じで全国的にも凄い寒いみたいですね!

ニュースでみると大雪の影響で様々な災害や事故が起こっているようで早く暖かくならないかなぁと思っているところに、結構震えのきそうなレベルの”Z1シリンダーヘッド”が入庫してきました。

定番修理といえばまぁ定番なのですが…
タコメーターギア取り出し用のボス部分の割れ欠け修正です。
IMG_2144.jpg
破片二欠片があるように、久々に見る重症なレベルの損傷具合です。。


とりあえず覗き込んで見上げてみたり、
IMG_2142.jpg


赤いマーキングの箇所は、これがなかなかに厄介なのですが、蜘蛛の巣状にクラックが走っていてキチンと修正箇所を見極めて作業しないとリークチェックで”あ!まだ漏れてくる。。”という面倒なことになります。
IMG_2139.jpg


ヘッドカバーの乗っかる合わせ面までクラックが届いていました。
IMG_2140.jpg


見ていても直らないので、モリモリ熔接していきますが、タペット、リフターホールが在ったりしますので熱歪みが生じないように慎重に、かつ丁寧に熔接肉盛りしていきます。
IMG_2150.jpg
ある程度の肉盛りが終わったらざっくりと整形して、、、


レッドチェックです。
IMG_2152.jpg
これで予期せぬ個所からリークが在ったりすると、正直凹みます(-_-;)
だけど今回はスムーズに修正進められたので良かったです。

レッドチェックでリーク無しが確認できたので外観を整形して完了でした♪
(ホッとしたので写真撮るの忘れてました。。)


てゆーか、ここ、けっこう皆さん壊しちゃうとこなのでご注意くださいませm(__)m
  1. 2018/02/13(火) 22:32:27|
  2. 内燃機加工

ふたつのZ1シリンダー修正面研 上面と下面

お馴染みの加工のひとつ、シリンダーの修正面研

長年の使用によって生じたシリンダーの歪みや面の荒れを修正する加工です。
ベース面のレベル(平行度)をしっかり出して最小の切削代で加工します。

上面の修正面研
一度サラッと削ってみたところ、けっこうな残り(削られていない部分)があったため青ニスを塗布して再度切削してみましたが…
zmtg2
それでも右半身に届いていません。。


ベース面のレベルに間違いがないことを再度点検したくなるほどだったので確認しまして、、、
再度チャレンジです。
IMG_2099.jpg
惜しいッ!!
あと少しでした。

極力最小値で加工したいので慎重に切削代を設定していきます。
sijou1
きれいに完了しました♪



今度のはシリンダー下面面研
(画像は切削加工済みです)
IMG_2118.jpg
これはシリンダーライナーを打ち替えるタイミングでしかすることができないので、ライナー交換やライナーサイズをアップするような際には是非やっておきたい加工です!!


ちなみに今回使用したシリンダーライナーは弊社のオリジナルで耐久性等に優れた逸品です♪
IMG_2120.jpg
ノーマルボアに拘りたかったり、アフターパーツのないものなどでも対応可能だったりしますので
先ずはお気軽にお問い合わせください!m(__)m




それにしてもここ数日南国鹿児島といえども雪が降るほど寒い!!
耐寒ツーリングなどされる猛者もいらっしゃるでしょうけども、くれぐれも”早めの転倒”にだけはご注意ください!!
  1. 2018/02/07(水) 21:57:26|
  2. 内燃機加工

単気筒シリンダーボーリング SR ハーレーアイアンスポーツ

ビッグボアシングルシリンダーのボーリングでももちろんダミーヘッド(トルクプレート)の使用は有効です。

SR
ボーリング中
IMG_2101.jpg

クリアランスとクロスハッチ生成のホーニング
IMG_2103.jpg



こちらはレアな、ハーレーアイアンスポーツのシリンダー
シリンダーを貫通してヘッドからクランクケースに締めるスタッドボルトではなく、ヘッド側とクランクケース側それぞれにボルトで締結するタイプですが
IMG_2107.jpg
内径表面を見ていただくと分かるように黒ずんで見える箇所にシリンダーが締め付けにより変形してあたりが均等でなくなっているポイントがあります。
以前にボーリングされたシリンダーということだったのですが、その際にダミーヘッドを使用せずに加工されたために組み立てた際に歪みが生じてしまったものだと考えられます。

ちょっとアップ(どうして画像が縦にならないんだろう…orz)
IMG_2108.jpg
これをダミーヘッドを使用してのボーリングとホーニングできちんと修正します!!


内燃機加工のオーダーのうち、カワサキZ系とハーレーが圧倒的に多いです!!
ですがHONDAのCB系、SUZUKIならKATANAなどもどんどんやっていきますので是非ご用命ください♪
  1. 2018/01/17(水) 17:39:22|
  2. 内燃機加工
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Author:ERK kiyonaga
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